病院・クリニックの経営支援

当事務所では病院・クリニックのお客様に対して、税務だけでなく具体的な経営支援を行っています。
特に支援内容の「見える化」に重点をおき、「分かりやすく、見やすく」をベースに各種のサービスを行っております。

1.SWOT分析を活用した中期経営計画書作成支援

医療経営を取り巻く環境が厳しさを増す中、医療機関が健全、かつ、安定した経営を維持していく為には、一般企業と同じく、経営上の問題点の改善はもとより、中長期的な展望に立った経営方針や経営戦略を策定することが必要不可欠です。当事務所では、SWOT分析の手法を用いて、一般的な戦略ではなく、それぞれの医療機関にマッチした、より実現可能性の高い戦略を盛り込んだ経営計画書の作成支援を行います。SWOT分析は各病院・クリニックの内部要因である「強み」と、医療行政の方針や地域の競合状況を加味した外部環境の「機会」や可能性を捻出し、それらを掛け合わせて「積極戦略」という今後の中期計画の戦略を立案します。
このSWOT分析を活用した病院・クリニックの中期経営計画書は金融機関からも高い評価を頂いており、融資をうける際にも有効な資料になります。 

2.モニタリング支援

経営計画を策定しても、それが継続的に実行されなければ、当然、望んだ成果を得ることはできません。しかし自分が決めたことであっても、それを実行する、というのは案外難しいものです。そこで当事務所では、予め経営計画書に進捗確認(モニタリング)ができる具体的な「行動計画」を盛り込み、院長及び経営幹部と一緒にモニタリングを実施する、というサービスも準備しております。

3.金融機関提出用経営計画書作成支援

新規開業は勿論、既存の医療機関が、老朽化した建物の建て替え、先進医療機器の導入、介護事業への進出等を考えた場合、多額の資金が必要となります。通常、これらの資金は金融機関から融資を受けることとなりますが、医療界を取り巻く環境が大きく変動する中では、貸す側である金融機関も慎重にならざる負えません。当事務所では、医療・介護に関する今後の国の政策に沿った戦略等をベースに在宅、薬価差、各種医療加算、人件費のコントロール、在院日数短縮等を考慮した数値も計画に盛り込み、「これなら返せる(院長)」、「これなら貸せる(金融機関)」という計画書を作成する支援を行います。             

4.職種別人事評価システム構築支援(看護、コ・メディカル職)

業種に関わらず、経営者の大きな悩み事の一つが「従業員の評価の問題」ではないでしょうか?ご理解のとおり、人の評価は非常に難しく、かつ、正解がないものです。しかし、経営者は誰しも「こういう人材であって欲しい」「私はこういう人を評価する」といった基準を持っているように感じます。当事務所では、院長のそういう「目に見えない基準」を職種別に必要技能や必要基本動作等を「見える化(文書化)」し、人事評価システムを構築するための支援を行います。

5.離職防止のマネジメント

いい人材が長く働いてくれることは、院長にとっても患者さんにとってもありがたいものです。逆にベテランスタッフや、数年かけて育ててきた新人が退職した場合は、経営上大きな損失です。従業員の退職理由はそれぞれ異なりますが、事前に対策を打つことで防げる退職もあります。当事務所では、上記の人事評価システム構築支援とあわせて、管理者に対しての教育や必要な経営の仕組みについて各種提案を行います。